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社長の経営判断クリニック 【第4.4回】AIで競合分析を行う

AIを経営参謀にする ~社長の経営判断クリニック~
第4部 AIで利益を生み出す
第4.4回 AIで競合分析を行う

競合分析の目的は、競合会社の情報を集めることではありません。
「競合と同じことをする」のでもなく、「自社はどこで勝負するのか」を決めることです。
AIは、その違いを整理する経営参謀として活用できます。


【今日の経営判断】
社長に一つ質問です。
「お客様が競合ではなく、自社を選ぶ理由を3つ言えますか。」
 
・価格
・品質
・納期
・対応力
・技術力
 
いろいろな答えがあると思います。
 
しかし、
「当社は品質が高い。」
と思っていても、競合も同じことを言っているかもしれません。
「きめ細かな対応が強みです。」
と言っていても、お客様から見れば違いが分からないかもしれません。
 
重要なのは、
「自社が何を強みだと思っているか」ではなく、「お客様から見て競合と何が違うのか」
です。
 
これまでは競合会社のホームページや商品資料を一社ずつ確認し、
比較するだけでもかなりの時間が掛かりました。
 
AIを活用すれば、集めた競合情報を整理し、比較し、
自社との違いを考える作業を効率化できます。


【AIならこう考える】
例えば、自社と競合3社について、
・商品・サービス
・価格
・対象顧客
・特徴
・強み
・導入事例
・サポート内容
などの情報を集めます。
 
そしてAIに、
「自社と競合3社を比較してください。」
と依頼します。
 
すると、
 
比較項目              自社       A社       B社       C社
価格           ○           ◎           △           ○
導入支援              ◎           △           ○           ○
商品数        △           ◎           ○           ◎
個別対応              ◎           △           ○           △
 
といった形で整理することができます。
しかし、ここで終わってはいけません。
 
次に、
「この比較から、自社が競合と正面から戦わない方がよい分野と、
自社が強みを発揮できる分野を整理してください。」
と質問します。
すると、単なる競合比較から、
「自社はどこで戦うべきか」
という経営判断へ進めることができます。

【フェリーズ・コンサルの視点】
私は競合分析で大切なのは、
競合の強みをまねすることではないと考えています。
 
例えば、大手競合が、
・低価格
・豊富な商品
・全国対応
という強みを持っているとします。
中小企業が同じ土俵で戦えば、価格競争になってしまう可能性があります。
 
そこで、
「大手にはできないことは何か。」
を考えます。
 
例えば、
・地域密着
・社長自身が対応する
・顧客ごとの個別対応
・導入後まで継続して支援する
・意思決定が速い
こうしたものが、自社の強みになるかもしれません。
 
AIに、
「大手競合と価格で戦わずに、この会社が選ばれる方法を考えてください。」
と相談することもできます。
 
競合分析の本当の目的は、
「競合に勝つこと」ではなく、「競合と違う選ばれる理由をつくること」
なのです。

【今日からできること】
まず、自社がよく競合する会社を3社挙げてください。
 
そして、それぞれについて、
・主な商品・サービス
・価格帯
・対象顧客
・強み
・弱み
・顧客への訴求ポイント
を整理します。
その上で、自社も含めてAIに比較してもらいます。
 
ここで、次の三つを聞いてみてください。
① 競合にあって自社にないものは何か。
② 自社にあって競合にないものは何か。
③ お客様が自社を選ぶ理由として、もっと強く打ち出せるものは何か。
 
これだけでも、自社の営業や商品戦略を見直す材料になります。
ただし、AIが示した競合情報をそのまま事実として扱ってはいけません。
競合の価格、商品、実績など重要な情報は、
必ず公式情報などで確認することが必要です。

【AIへの質問例】
「私は〇〇業を経営しています。
当社の主な商品・サービス、価格帯、対象顧客、特徴は〇〇です。
競合A社、B社、C社について調べた情報は以下のとおりです。(競合情報を入力)
自社と3社を、①商品・サービス、②価格、③対象顧客、④強み、⑤弱み、⑥サポート、
⑦顧客から見た選ぶ理由、の7項目で比較してください。
この比較を基に、当社が競合と正面から戦わない方がよい領域と、
当社が強みを発揮できる領域を整理してください。
さらに、競合と価格競争をせずに『当社を選ぶ理由』をつくるための方法を
5つ提案してください。」
 
【フェリーズ・コンサルからのアドバイス】
競合分析というと、
「A社はいくらで売っている。」
「B社はこんな新商品を出した。」
という情報収集で終わってしまうことがあります。
しかし、それだけでは経営には十分生かせません。
 
社長が本当に知りたいのは、
「では、当社はどうするのか。」
ではないでしょうか。
 
競合より安くするのか。
競合より高くても、手厚いサービスを提供するのか。
特定の顧客層に絞るのか。
競合が対応していない小さなニーズを狙うのか。
 
AIを使って競合との違いを整理すると、自社が進むべき方向を考えやすくなります。
そして重要なのは、
競合の弱点を探すことだけではなく、自社にしか提供できない価値を見つけることです。
 
競合を見る。
自社を見る。
お客様を見る。
 
この三つをAIで整理し、
「なぜお客様は当社を選ぶのか」
を明確にする。
それが、競合分析を利益につなげる第一歩だと考えています。

【ご相談はこちら】
「競合会社との違いをうまく説明できない。」
「価格競争から抜け出したい。」
「自社の本当の強みや、選ばれる理由を整理したい。」
 
そのようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
 
フェリーズ・コンサルでは、
自社や競合の情報をAIで整理・比較し、それぞれの特徴や違い、
自社の強みを考える方法を一緒に検討します。
 
「競合が何をしているか」を調べるだけでなく、「自社にはどんな特徴があり、
どこを生かせそうか」を考える。
AIを経営の相談相手として活用し、今後の営業やサービスを考えるためのお手伝いをいたします。

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2026年09月10日 06:05