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社長の経営判断クリニック 【第3.1回】社長が最初にAIを使うべき業務

AIを経営参謀にする ~社長の経営判断クリニック~
第3部 AIを経営に定着させる
第3.1回 社長が最初にAIを使うべき業務

AIを会社に定着させたいなら、最初に社員へ使わせるのではなく、
まず社長自身が毎日の仕事で使うことから始めるべきです。


【今日の経営判断】
「社員にAIを使わせたいのですが、なかなか使ってくれません。」
これから多くの中小企業で、このような悩みが増えてくると思います。
そこで、
「全社員にAI研修を受けさせよう。」
「ChatGPTの使い方を勉強させよう。」
と考える社長もいるでしょう。
 
しかし、私はその前にやるべきことがあると考えています。
それは、
社長自身がAIを使うことです。
しかも、最初から難しい使い方をする必要はありません。
社長が毎日のように行っている、
・メールの作成
・会議資料の要約
・アイデアの整理
・経営課題の壁打ち
・社員への説明文の作成
などから始めればよいのです。
 
AI導入を「社員にやらせるもの」にしてしまうと、
社員にとっては新しい仕事が増えたように感じます。
 
一方、社長自身が使い、
「これは便利だ。会社でも使ってみよう。」
となれば、AI導入の意味は大きく変わります。

【AIならこう考える】
AIを使い始めるときに大切なのは、
「AIで何ができるか」を探すことではありません。
自分の仕事の中から、
「毎日時間を取られている仕事」を探すこと
です。
 
例えば社長が毎朝30分かけてメールを作成しているとします。
AIに、
「取引先へ送るメールの下書きを作ってください。」
と依頼し、10分で終わるようになれば、毎日20分の時間が生まれます。
月20日なら約400分、つまり6時間以上です。
 
さらに、
・会議資料の要約
・文章のたたき台
・情報の整理
・企画案の比較
 
こうした業務でもAIを使えば、社長が本来使うべき
「考える時間」「判断する時間」「人と話す時間」
を増やすことができます。
 
AI活用の第一歩は、大きな改革ではありません。
社長の身近な一つの仕事を楽にすることなのです。

【フェリーズ・コンサルの視点】
私なら、社長が最初にAIを使う業務を選ぶとき、三つの条件で考えます。
 
① 頻繁に行っている
毎日、あるいは毎週発生する仕事です。
一度しか行わない仕事より、繰り返し行う仕事の方がAI活用の効果を実感できます。
 
② 時間が掛かっている
30分、1時間と時間を取られている仕事です。
特に文章作成、資料整理、情報整理などは候補になります。
 
③ 最終確認を社長自身ができる
最初から重要な経営判断そのものをAIへ任せるのではなく、
社長が内容を確認できる仕事から始めます。
 
例えば、
「来週の会議の議題案を作って。」
「この資料を要約して。」
「このメールを分かりやすく書き直して。」
「この新サービスのメリットとリスクを整理して。」
といった使い方です。
 
まず一つの仕事で、
「AIを使った方が速い。」
という成功体験をつくる。
私は、これがAI定着への最も重要な第一歩だと考えています。

【今日からできること】
今日一日の仕事を振り返って、
「面倒だった仕事」を三つ書き出してみてください。
 
そして、それぞれについて、
・毎日・毎週繰り返しているか
・30分以上掛かっているか
・AIに下書きや整理を任せられそうか
を考えてみましょう。
その中から一つだけ選び、明日からAIを使ってみてください。
 
最初から10個の業務をAI化する必要はありません。
「一つの仕事で効果を実感する」ことから始めることが大切です。

【AIへの質問例】
そのままAIへ入力してみてください。
 
「私は〇〇業を経営しています。
AIを仕事に取り入れたいと考えています。
私の主な仕事は、〇〇、〇〇、〇〇です。
この中から、①頻繁に発生する、②時間が掛かっている、
③AIを使っても私自身が最終確認できる、という3つの条件で、
最初にAIを使うと効果を実感しやすい業務を3つ選んでください。
それぞれについて、具体的なAIの使い方と質問例も提案してください。」
 
【フェリーズ・コンサルからのアドバイス】
AI導入というと、大掛かりなシステム導入を想像するかもしれません。
 
しかし、中小企業のAI活用は、もっと小さく始めてよいのです。
重要なのは、
「導入したか」ではなく、「毎日の仕事で使われているか」
です。
 
そして、会社にAIを定着させる最初の利用者は、
私は社長がよいと考えています。
 
社長自身がAIを使い、
「30分掛かっていた仕事が10分になった。」
「考えを整理するのが楽になった。」
という具体的な効果を経験する。
 
その経験があるからこそ、社員に対しても、
「AIを使え」ではなく、「この仕事ならAIを使うと楽になる」
と具体的に伝えられるようになります。

【ご相談はこちら】
「AIを導入したいが、何から始めればよいか分からない。」
「ChatGPTは使っているが、仕事での活用方法が分からない。」
「まず社長自身がAIを使い、その後社員へ広げていきたい。」
 
そのようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
 
フェリーズ・コンサルでは、
社長の業務からAIを活用できる仕事を洗い出し、効果の出やすい業務の選定、
具体的なAI活用方法、社員への展開、AI定着化まで一貫してご支援しています。
 
大掛かりなAI導入から始めるのではなく、「まず一つ使って効果を実感する」
ところから、AIが日常業務に根付く会社づくりを伴走型でサポートいたします。

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2026年08月24日 06:04