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社長の経営判断クリニック 【第2.10回】社長の判断は正しかったのか――AIで経営判断を振り返る

AIを経営参謀にする ~社長の経営判断クリニック~
第2部 経営判断にAIを生かす
第2.10回 社長の判断は正しかったのか――AIで経営判断を振り返る

経営判断は、「決めたら終わり」ではありません。
結果を振り返ることで、社長の判断力は強くなります。
AIは、その振り返りにも使える経営参謀です。


【今日の経営判断】
社長は毎日のように判断しています。
「値上げをする。」
「新しい社員を採用する。」
「設備投資をする。」
「新しい商品を販売する。」
そのときは、持っている情報を基に最善だと思う判断をします。
では、その判断を半年後に振り返っているでしょうか。
 
例えば、半年前に10%の値上げを決断したとします。
売上はどうなったか。
利益はどうなったか。
顧客は何社減ったか。
社員の負担はどう変わったか。
 
ここまで振り返って初めて、
「あの判断は本当に正しかったのか」
が分かります。
 
ところが、多くの会社では次々に新しい問題が発生するため、
過去の判断を十分に検証しないまま、次の判断へ進んでしまいます。
 
それでは、せっかくの経営経験が蓄積されません。

【AIならこう考える】
AIは、判断した時点の「想定」と、その後の「結果」を比較することが得意です。
 
例えば、値上げを決断したとき、
「利益率を5%改善したい。」
「顧客離れは5%以内に抑えたい。」
という目標を設定していたとします。
 
半年後に、
・利益率 +7%
・顧客数 -3%
・売上 +2%
・問い合わせ件数 -1%
という結果になったとします。
 
これをAIに分析させれば、
「利益率改善という目的は達成しています。」
「想定していたほど顧客離れは発生していません。」
「今回の値上げ判断は、現時点では一定の成果があったと考えられます。」
と整理できます。
 
さらに、
「想定と違った点は何か。」
「次に同じ判断をするとき、何を改善すべきか。」
まで分析できます。
 
AIは未来を考えるだけではありません。
過去の経営判断から学ぶためにも使えるのです。

【フェリーズ・コンサルの視点】
私は、経営判断には三つの段階があると考えています。
① 判断する
② 実行する
③ 振り返る
 
多くの会社では、①と②までは行っています。
しかし、③が十分ではありません。
 
例えば、新しい営業施策を始めても、
「思ったより成果が出なかった。」
で終わってしまう。
これでは、次回も同じ失敗をする可能性があります。
 
重要なのは、
「なぜ成果が出なかったのか。」
「判断した時点で何を見落としていたのか。」
「逆に、何を正しく判断できていたのか。」
を整理することです。
そして、ここにAIを使います。
 
過去の判断と結果をAIと一緒に振り返ることで、
社長自身の「判断のクセ」まで見えてくる可能性があります。
 
例えば、
「売上予測をいつも楽観的に見積もっている。」
「人員計画では採用後の教育期間を考慮していない。」
「投資判断では効果を重視し、運用コストを見落としやすい。」
こうした傾向が分かれば、次の判断はさらに良くなります。

【今日からできること】
過去半年間で行った大きな経営判断を一つ選んでください。
そして、次の4項目を書き出してみましょう。
・何を判断したか
・何を期待していたか
・実際にはどうなったか
・想定と何が違ったか
 
その内容をAIに渡し、
「この判断から、次の経営判断に生かせる教訓を整理してください。」
と聞いてみてください。
成功した判断からも、失敗した判断からも学ぶことがあります。

【AIへの質問例】
そのままAIへ入力してみてください。
 
「私は〇〇業を経営しています。
3か月前に『〇〇』という経営判断をしました。
そのときの目的は『〇〇』で、期待していた成果は『〇〇』でした。
現在の結果は『〇〇』です。
当初の想定と実際の結果を比較し、①良かった判断、②想定と違った点、
③判断時に見落としていた可能性のあること、④次回の経営判断に生かすべき教訓、
の4つに分けて分析してください。」
 
【フェリーズ・コンサルからのアドバイス】
経営では、すべての判断を成功させることはできません。
大切なのは、一つひとつの判断から何を学ぶかです。
 
成功したら、「なぜ成功したのか。」
失敗したら、「何を見落としていたのか。」
それを記録し、次の判断へ生かす。
 
AIを活用すれば、この振り返りを短時間で整理し、
過去の経営経験を次の判断に生かせるようになります。
 
AIを経営参謀にする本当の価値は、社長に代わって判断させることではなく、
社長自身の判断力を継続的に高めていくことにあります。

【ご相談はこちら】
「経営判断をしても、その後の検証までできていない。」
「過去の成功や失敗を、次の経営判断に生かしたい。」
「AIを使って、会社に経営判断のノウハウを蓄積したい。」
 
そのようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
 
フェリーズ・コンサルでは、
AIを活用した経営判断の振り返り、判断結果を蓄積する仕組みづくり、
経営課題の見える化、改善活動への展開、AI定着化まで一貫してご支援しています。
 
AIを使うだけではなく、「判断→実行→振り返り→次の判断」という
経営サイクルをつくり、
社長と会社の判断力が継続的に高まる仕組みづくりを伴走型でサポートいたします。

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2026年08月21日 05:37