社長の経営判断クリニック 【第2.3回】利益が残らない会社の共通点
AIを経営参謀にする ~社長の経営判断クリニック~第2部 経営判断にAIを生かす
第2.3回 利益が残らない会社の共通点
利益は「売上の結果」ではありません。社長の経営判断の結果です。
【今日の経営判断】。
「売上は毎年伸びているのに、なぜか利益が増えない。」
このような悩みを抱える経営者は少なくありません。
売上が増えれば利益も増える。
そう考えがちですが、実際には売上が増えるほど利益率が下がる会社もあります。
では、利益が残る会社と残らない会社の違いは何でしょうか。
私は、その違いは
「何を売るか」ではなく、「何を残すか」を考えているかどうか
だと思います。
売上だけを追いかける会社は、
「どの仕事でも受けよう。」
「値引きしてでも受注しよう。」
という判断をしがちです。
しかし、その結果、
利益の少ない仕事ばかりが増え、社員は忙しくなり、会社にはお金が残りません。
利益が残る会社は、売上ではなく、
「利益を生み出す仕事」と「利益を失う仕事」を区別しているのです。
【AIならこう考える】
AIは、「利益が少ない」という結果だけではなく、
「どこで利益が失われているのか」
を分析することが得意です。
例えば、
・商品別の売上と利益率
・顧客別の利益率
・担当者別の利益率
・サービスごとの工数
などのデータを入力すると、
AIは、
「売上は多いが利益率が低い顧客があります。」
「値引きが多い商品ほど利益率が低下しています。」
「売上は少なくても利益率が高いサービスがあります。」
といった分析を行います。
さらに、
「利益率が低い原因は価格なのか。」
「工数が掛かり過ぎているのか。」
「追加作業が多いのか。」
というように、利益を圧迫している原因まで整理してくれます。
AIは、「利益が出ない」という現象ではなく、
「利益が失われる構造」を見つける経営参謀なのです。
【フェリーズ・コンサルの視点】
私は経営相談を受ける際、
まず社長へ
「会社で一番利益が出ている仕事は何ですか。」
とお聞きします。
すると、多くの社長は少し考え込みます。
一方で、
「売上が一番多い仕事は。」
という質問には、すぐ答えられます。
ここに大きな違いがあります。
本当に経営判断で見るべきなのは、
売上ランキングではなく、利益ランキングです。
例えば、
年間1,000万円売り上げても利益率が5%なら利益は50万円です。
一方、
年間500万円の売上でも利益率が30%なら利益は150万円になります。
どちらの仕事を伸ばすべきでしょうか。
答えは明らかです。
さらに私は、
利益率だけではなく、
「その仕事にどれだけ時間が掛かっているか。」
も確認します。
利益率が高くても、膨大な工数が掛かっていれば、
本当に利益を生む仕事とは言えません。
AIは、
・利益
・工数
・値引き
・追加作業
・顧客特性
などを組み合わせて分析することができます。
だからこそ、
社長は経験だけではなく、
AIによる分析も取り入れながら経営判断を行うべきだと考えています。
【今日からできること】
今月受注した仕事を5件だけ選び、
次の項目を書き出してみてください。
・売上
・粗利益
・おおよその作業時間
・値引きの有無
・追加作業の有無
その上で、
「もう一度同じ条件でも受けたい仕事か。」
を○×で評価してください。
もし「×」が多ければ、
売上はあっても利益を生まない仕事に時間を使っている可能性があります。
【AIへの質問例】
そのままAIへ入力してみてください。
「私は〇〇業を経営しています。
利益率を改善したいと考えています。
商品別・顧客別・作業時間別に利益を分析したいので、
利益が低い原因を特定するために必要なデータを教えてください。
また、利益改善効果が高い順に改善策を提案してください。」
【フェリーズ・コンサルからのアドバイス】
利益を増やすためには、売上を増やすことよりも、
利益を失っている原因を見つけることの方が重要です。
そのためには、
「売上」
だけではなく、
「利益率」
「工数」
「値引き」
「追加作業」
まで含めて分析する必要があります。
AIは、このような複数のデータを短時間で整理し、
利益を改善するためのヒントを示してくれます。
重要なのは、その分析結果を基に、
「どの仕事を伸ばし、どの仕事を見直すか」を社長が判断することです。
【ご相談はこちら】
「売上は伸びているのに利益が残らない。」
「利益が出る仕事と出ない仕事を見える化したい。」
「AIを活用して利益構造を分析し、利益体質の会社へ変えていきたい。」
そのようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
フェリーズ・コンサルでは、AIを活用した利益構造の分析、
利益を圧迫している原因の見える化、改善テーマの優先順位付け、
AI定着化まで一貫してご支援しています。
「売上を追いかける経営」から「利益が残る経営」への転換を、
社長の右腕として伴走しながらサポートいたします。
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2026年08月12日 07:28