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社長の経営判断クリニック 【第2.1回】本当の経営課題はどこにあるのか

AIを経営参謀にする ~社長の経営判断クリニック~
第2部 経営判断にAIを生かす
第2.1回 本当の経営課題はどこにあるのか

AIは「答え」を教えてくれるのではありません。
社長自身も気付いていない本当の経営課題を見つけることが、AIの最大の価値です。


【今日の経営判断】
「売上が落ちています。どうしたらいいでしょうか。」
経営相談で、このような質問を受けることがあります。
しかし、私はすぐに解決策を考えることはありません。
 
まず、お聞きするのは、
「それは本当に経営課題でしょうか。」
という質問です。
 
売上が落ちているのは、会社で起きている「現象」です。
では、その原因は何でしょうか。
営業力でしょうか。
価格でしょうか。
競合でしょうか。
それとも、お客様が求める価値が変わったのでしょうか。
 
経営では、多くの場合、社長が困っていることは「問題」であり、
本当の経営課題ではありません。
 
本当の経営課題とは、その問題を引き起こしている原因です。
原因を間違えれば、どれだけ努力しても成果は出ません。
 
だから社長に最も必要なのは、「答え」ではなく、
「本当の経営課題を見つけること」なのです。

【AIならこう考える】
AIは、「問題」と「原因」を切り分けることが得意です。
 
例えば、
「売上が減っています。」
という相談だけでは、
「営業を強化しましょう。」
「広告を増やしましょう。」
という一般的な提案しかできません。
 
しかし、
「売上は前年比10%減少しています。」
「問い合わせ件数は変わりません。」
「見積件数は増えていますが、受注率が15%下がっています。」
という情報を伝えると、AIは分析の視点を変えます。
 
例えば、
・提案内容が競合との差別化につながっていないのではないか。
・価格ではなく提案力に課題があるのではないか。
・受注後のフォロー不足で既存顧客が離れているのではないか。
 
さらにAIは、
「その仮説を確認するために、次は何を調べるべきか。」
まで提案してくれます。
 
AIの強みは、解決策を出すことよりも、
「原因を特定するための思考整理」にあります。

【フェリーズ・コンサルの視点】
私は経営支援を行う際、最初から改善策を提案することはほとんどありません。
 
まず行うのは、「課題の見える化」です。
そのために、
「なぜそうなっているのですか。」
という質問を何度も繰り返します。
 
例えば、
「売上が減っている。」
  ↓
なぜでしょう。
  ↓
「既存顧客の注文が減っています。」
  ↓
なぜでしょう。
  ↓
「担当者の訪問回数が減っています。」
  ↓
なぜでしょう。
  ↓
「資料作成に時間を取られています。」
 
ここまで掘り下げて初めて、本当の経営課題が見えてきます。
 
そして、ここからはAIの得意分野です。
AIは原因を整理し、漏れている視点を提示し、仮説を広げることができます。
 
一方で、その中から「自社にとって最も重要な課題は何か」
を決めるのは社長の役割です。
 
私はAIを、「答えを出す機械」ではなく、
「本当の課題を一緒に探す経営参謀」として活用することをおすすめしています。

【今日からできること】
今、会社で一番困っていることを一つ書き出してください。
 
その横に、
「これは問題か、それとも原因か。」
と書いてみてください。
 
もし問題であれば、
「なぜそうなっているのか。」
を5回繰り返してください。
 
この「なぜ」を繰り返すだけで、多くの場合、
本当の経営課題にたどり着くことができます。

【AIへの質問例】
そのままAIへ入力してみてください。
 
「私は〇〇業を経営しています。
現在、一番困っていることは『〇〇』です。
ただし、すぐに解決策を提案するのではなく、
この問題を引き起こしている本当の経営課題を見つけたいと考えています。
原因を仮説として整理し、私に一つずつ質問をしながら、
本質的な課題を一緒に特定してください。」
 
【フェリーズ・コンサルからのアドバイス】
経営改善がうまくいかない会社には、共通点があります。
それは、「起きている問題」に対処していることです。
 
一方、成果を上げている会社は、「問題を生み出している原因」を見つけ、
その原因に集中して取り組んでいます。
 
AIは、多くの情報を整理し、原因を仮説として提示することが得意です。
しかし、本当に重要なのは、その仮説を自社の現場に当てはめ、
「今、最優先で取り組むべき経営課題は何か」を判断することです。

【ご相談はこちら】
「目の前の問題ばかりに対応していて、本当の経営課題が見えていない気がする。」
「改善を繰り返しているが、同じ問題が何度も起きる。」
「AIを使って経営課題を整理し、優先順位を明確にしたい。」
 
そのようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
 
フェリーズ・コンサルは、AIを『課題発見の経営参謀』として活用し、
本当の経営課題を見つけるところから伴走します。
 
原因分析から改善計画の策定、AI定着化まで、
社長の右腕として、成果につながる経営判断をご支援いたします。

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2026年08月10日 10:44