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社長の経営判断クリニック 【第6回】社長の仕事は「答えを出すこと」ではない。「決断すること」である

AIを経営参謀にする ~社長の経営判断クリニック~
第1部 AI時代の経営者
第6回 社長の仕事は「答えを出すこと」ではない。「決断すること」である
AIが答えを出しても、決断する責任は社長にあります。

【今日の経営判断】
「社長は、いつも正しい答えを持っていなければならない。」
そう考えている経営者は少なくありません。
しかし、本当にそうでしょうか。
 
例えば、新規事業への参入を考えているとします。
市場調査を行い、AIにも分析してもらいました。
「市場は拡大傾向です。」
「競合はまだ少ないようです。」
「利益が期待できます。」
 
そんな結果が出たとしても、「参入すべきです」という答えを、
そのまま信じてよいのでしょうか。
 
実際には、
・資金に余裕はあるか
・担当できる人材はいるか
・既存事業への影響はないか
・会社の理念に合っているか
など、多くのことを考えなければなりません。
 
社長の仕事は、「正解を探すこと」ではなく、
「会社にとって最善の決断をすること」です。

【AIならこう考える】
AIは、膨大な情報を整理し、複数の選択肢を提示することが得意です。
 
例えば、新規事業について相談すると、
・市場規模
・競合状況
・成功事例
・失敗事例
・想定されるリスク
などを分かりやすく整理してくれます。
 
さらに、
「参入した場合」と「参入しなかった場合」
それぞれのメリット・デメリットを比較することもできます。
 
つまりAIは、「判断するための材料」を集めることには非常に優れています。
 
しかし、「どちらを選ぶべきか」という最終判断まではできません。
なぜなら、その会社の価値観や将来の方向性までは理解していないからです。

【フェリーズ・コンサルの視点】
私は、経営判断をするとき、AIを「相談相手」の一人として活用します。
 
しかし、最後に必ず自分自身へ問い掛けます。
「この判断を5年後に振り返っても、納得できるだろうか。」
 
経営には、「唯一の正解」はありません。
同じ状況でも、攻める経営者もいれば、守る経営者もいます。
どちらも間違いではありません。
重要なのは、その判断が会社の理念や経営方針と一致しているかどうかです。
 
私はこれまで、システム導入や業務改善の現場で、
多くの経営判断に立ち会ってきました。
 
成功した会社に共通していたのは、「情報を集めること」と同じくらい、
「何を大切にして判断するか」が明確だったことです。
 
AIは、その判断を支える最高の参謀になります。
しかし、経営の責任まで引き受けてくれるわけではありません。
だからこそ、社長には「決断する力」が求められるのです。

【今日からできること】
最近行った大きな経営判断を一つ思い出してください。
 
そして、次の3つを書き出してみましょう。
・その判断で何を最も大切にしたか。
・他にどのような選択肢があったか。
・今もう一度判断するとしても、同じ決断をするか。
 
この振り返りを繰り返すことで、
自分自身の「経営判断の軸」が見えてきます。

【AIへの質問例】
経営判断の選択肢を整理するために、AIへ次のように質問してみてください。
 
「私は〇〇業を経営しています。
現在、『〇〇』という経営判断を検討しています。
この判断について、賛成意見と反対意見の両方を整理し、
それぞれのメリット・デメリット、想定されるリスクを比較してください。
また、経営者として追加で確認すべき事項があれば教えてください。」

【フェリーズ・コンサルからのアドバイス】
AIが進化するほど、「AIに決めてもらえばよい」
と考えてしまう経営者も増えています。
 
しかし、会社の未来を左右する経営判断は、
AIではなく社長が行うべきです。
 
重要なのは、AIから得た情報をどのように整理し、
自社の状況に照らし合わせ、実行可能な計画へ落とし込むかです。

【ご相談はこちら】
「AIから多くの情報は得られるが、最終的に何を選べばよいか迷ってしまう。」
「経営判断にAIを活用したいが、自社に合った進め方が分からない。」
「AIを使っているが、経営の成果につながっている実感がない。」
 
そのようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
 
フェリーズ・コンサルは、AIを単なる情報収集ツールではなく、
『社長の経営参謀』として活用できる会社づくりをご支援しています。

AIの回答を一緒に読み解き、本当に取り組むべき課題を整理し、
成果につながる行動計画づくりまで伴走いたします。

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2026年08月05日 10:26