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社長の経営判断クリニック 【第5回】良い答えは、良い質問から生まれる

AIを経営参謀にする ~社長の経営判断クリニック~
第1部 AI時代の経営者
第5回 良い答えは、良い質問から生まれる
AIの能力を決めるのは、AIではありません。社長の「質問力」です。 


【今日の経営判断】
「ChatGPTを使ってみたけれど、期待した答えが返ってこなかった。」
そのような経験はありませんか。
 
一方で、同じAIを使いながら、
「こんなに役立つとは思わなかった」と評価する経営者もいます。
 
この違いは、AIの性能ではありません。
実は、質問の仕方にあります。
 
例えば、
「売上を伸ばす方法を教えてください。」
という質問では、AIは一般的な回答しかできません。
 
しかし、
「従業員20名の製造業です。既存顧客の売上が減少しています。
新規営業を増やすべきか、既存顧客への深耕営業を強化すべきか、
それぞれのメリット・デメリットを整理してください。」
 
このように質問すると、AIの回答は一気に具体的になります。
 
AIは優秀な参謀ですが、質問が曖昧であれば、曖昧な答えしか返せません。

【AIならこう考える】
AIは、質問に含まれる情報をもとに回答を組み立てています。
 
そのため、
・会社の業種
・会社の規模
・現在の課題
・達成したい目標
・制約条件
などが分かるほど、より実践的な提案ができるようになります。
 
逆に、
「どうすればいいですか。」
「何がおすすめですか。」
だけでは、AIは一般論を答えるしかありません。
 
AIにとって質問とは、「考えるための設計図」のようなものなのです。

【私ならこう判断する】
私はAIに質問するとき、
最初に「AIへ説明する時間」を惜しまないようにしています。
 
例えば、
・会社の事業内容
・経営理念
・社員数
・現在の課題
・これまで取り組んできたこと
これらを最初に伝えた上で質問します。
すると、AIの回答は驚くほど変わります。
 
これは、人に相談するときと同じです。
初めて会ったコンサルタントに、
「売上を伸ばしたい。」
とだけ伝えても、具体的な提案はできません。
 
しかし、自社の状況や課題を丁寧に説明すれば、
より的確なアドバイスが受けられます。
AIも同じです。
 
AIを優秀な経営参謀に育てる第一歩は、「質問力」を磨くことなのです。

【社長への宿題】
今日、AIへ質問するときは、次の5つを必ず入れてみてください。
・業種
・会社の規模
・現在の課題
・達成したい目標
・制約条件(予算・人員・期間など)
 
この5つを加えるだけで、回答の質は大きく変わります。
ぜひ一度試してみてください。

【AIへの質問例】
AIに次のように質問してみてください。
 
「私は従業員20名の〇〇業を経営しています。
現在の課題は『〇〇』です。
目標は『〇〇』を6か月以内に実現することです。
追加の人員は採用せず、できるだけ現在の体制で進めたいと考えています。
この条件で、優先順位の高い改善策を3つ提案してください。
また、それぞれのメリット・デメリットと、実行する際の注意点も教えてください。
不足している情報があれば、先に私へ質問してください。」

【フェリーズ・コンサルからのアドバイス】
AIを効果的に活用している会社には、共通点があります。
それは、「AIの使い方」を教えるのではなく、
「AIへの質問の仕方」を社内で共有していることです。
 
実際には、AIツールを導入することよりも、
「誰が、どのような目的で、どのような質問をするのか」
を整理する方が成果につながります。
 
【ご相談はこちら】
「AIを使っているが、いつも一般的な答えしか返ってこない。」
「社員によってAIの活用レベルに差がある。」
「会社としてAIをもっと有効活用したい。」
 
そのようなお悩みをお持ちでしたら、お気軽にご相談ください。
 
フェリーズ・コンサルは、AIツールの導入支援だけではなく、
経営判断に役立つ質問の仕組みづくりから、
社員がAIを活用できる仕組みづくりまでご支援しています。
 
AIを『使えるツール』から『利益を生み出す経営参謀』へ
育てるお手伝いをいたします。

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2026年08月04日 06:46