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社長の経営判断クリニック 【第2回】AIを導入する前に考えたい、本当の目的とは?

AIを経営参謀にする ~社長の経営判断クリニック~
第1部 AI時代の経営者
第2回 AIを導入する前に考えたい、本当の目的とは?
AIを導入することが目的ではありません。経営課題を解決することが目的です。

【今日の経営判断】
「AIを導入したい。」
最近、多くの経営者からこの言葉を耳にします。
 
一方で、「なぜAIを導入したいのですか」とお聞きすると、
「使わないと競争に負けてしまいそうだから」
「業務効率が上がると聞いたから」
という答えが返ってくることも少なくありません。
 
ここで考えていただきたいことがあります。
 
もしAIを導入しても、会社の利益が変わらなければ、
その投資は成功と言えるでしょうか。
 
あるいは、社員がAIを使わず、
数か月後には誰も利用しなくなったらどうでしょうか。
 
AIを導入すること自体には価値はありません。
価値があるのは、AIによって経営課題が解決されることです。

【AIならこう考える】
AIに「AIを導入するメリットを教えてください」と質問すると、
・業務効率化
・コスト削減
・人手不足への対応
・情報共有の迅速化
・生産性向上
といった一般的な効果を分かりやすく整理してくれます。
 
さらに、自社の業種や業務内容を伝えれば、
「議事録作成を自動化できます。」
「問い合わせ対応に活用できます。」
「営業資料の作成時間を短縮できます。」
など、具体的な活用方法も提案してくれるでしょう。
ここまでなら、AIは非常に優秀です。
 
しかし、「自社で最初に取り組むべきことは何か」という優先順位までは、
会社の状況を知らなければ判断できません。

【私ならこう判断する】
私は、新しいシステムやAIの導入を検討するとき、
最初に「導入する目的」を確認します。
 
例えば、
「議事録作成に毎月30時間かかっている。」
「ベテラン社員しか分からない業務がある。」
「営業担当ごとに提案内容にばらつきがある。」
 
このように課題が明確になれば、
「AIをどのように使うべきか」が見えてきます。
 
逆に、「AIを導入したい」だけでは、
どの業務に適応すればよいのかも、効果をどう測るのかも決まりません。
 
私はこれまで、システム導入や業務改善に携わる中で、
「目的が曖昧なプロジェクトほど成果が出にくい」ことを何度も見てきました。
AIも例外ではありません。
 
AIは万能な道具ではなく、経営課題を解決するための手段です。
だからこそ、最初に考えるべきは
「どのAIを使うか」ではなく、「何を改善したいのか」なのです。

【社長への宿題】
次の質問に答えてみてください。
「もしAIを導入するとしたら、半年後に何が変わっていてほしいですか。」
 
例えば、
・残業時間を20%減らしたい
・見積書作成を半分の時間で終わらせたい
・社内の問い合わせを減らしたい
・新人でも同じ品質で仕事ができるようにしたい
 
このように、具体的な成果を書き出してみましょう。
目的が明確になれば、AIの使い方も自然に決まってきます。

【AIへの質問例】
課題解決のヒントをAIに質問してみましょう。
そのままAIに入力してみてください。

「私は〇〇業を営んでいます。
現在の課題は『〇〇』です。
この課題を解決するために、AIを活用できる業務を優先順位順に整理してください。
また、導入効果が期待できる理由と、導入前に確認すべき点も教えてください。」

【フェリーズ・コンサルからのアドバイス】
AI導入がうまくいかない会社には、共通点があります。
それは、「AIを入れること」が目的になってしまっていることです。
 
一方で、成果を出している会社は、
・何を改善したいのか
・誰が使うのか
・どの業務から始めるのか
・効果をどう測るのか
を明確にしてからスタートしています。
 
AIは、目的が明確であるほど大きな力を発揮します。
 
【ご相談はこちら】
「AIを導入したいが、自社では何から始めればよいか分からない。」
「いろいろなAIツールがあるが、どれを選べばよいか判断できない。」
「AIを導入しても、社員が使いこなせるか不安。」
このようなお悩みをお持ちでしたら、お気軽にご相談ください。
 
フェリーズ・コンサルは、
AIを経営の成果につなげることを目的に導入を支援しています。
 
社長の想いと現場の実態を結び付けながら、
AI定着化とDX推進を伴走型でサポートいたします。

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2026年07月30日 07:03