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中期経営計画テンプレート(中小企業向け)|そのまま使えるシンプルな作り方とテンプレート

中期経営計画を作ろうとしたとき、
・フォーマットが分からない
・何を書けばいいのか迷う
・数字をどう決めればいいか分からない
・作っても実行されない気がする
と感じる社長は少なくありません。
 
しかし、中小企業の中期経営計画は、大企業のような何十ページもの
資料にする必要はありません。
大切なのは、
「3年後に会社をどうしたいか」
「そのために何をするか」
を明確にすることです。
 
今回は、中小企業で実際に使える中期経営計画の作り方を、
6つの項目に分けて紹介します。
 
中期経営計画は何のために作るのか
中期経営計画というと、「売上○億円」「利益○千万円」といった
数字を並べるものと思われがちです。
しかし、本来の目的は数字を作ることではありません。
 
社長が考えている会社の将来像を具体化し、そこへ向かうための道筋を決めることです。
そのため、まずは次の6項目を整理してみてください。
 
① まず会社の現在地を整理する
最初に考えるのは「今、自社はどこにいるのか」です。
 
・現在の売上、利益
・主力商品・サービス
・主要顧客
・自社の強み、弱み
・市場や競合の変化
・人材や組織の課題
 
ここで重要なのは、良いところだけを見るのではなく、
3年後に問題になりそうなことも洗い出すことです。
 
社長への問い
「今の経営をこのまま3年間続けた場合、何が一番問題になりそうでしょうか?」
この問いから始めると、取り組むべき課題が見えやすくなります。
 
② 3年後の会社の姿を決める
次に「3年後、どんな会社になっていたいか」を考えます。
 
例えば、
・売上 1億円 → 1.5億円
・営業利益率 5% → 10%
・社員 15人 → 20人
・既存事業中心 → 新サービスを売上の20%へ
といった形です。
 
ポイントは、
「数字」と「会社の状態」の両方を決めること。
 
売上だけ増えても、社長や社員が今以上に忙しくなってしまったら、
必ずしも良い成長とは言えません。
「売上を増やしながら残業を減らす」
「社長が営業しなくても受注できる体制にする」
といった目標も立派な中期目標です。
 
③ どうやって成長するかを決める
3年後の目標を決めたら、次は「どうやってそこへ行くか」を考えます。
 
例えば、
・既存顧客への販売を増やす
・新規顧客を開拓する
・新商品・サービスを作る
・価格を見直す
・業務を効率化する
・DXやAIを活用する
などです。
 
ここでありがちな失敗が、やることを増やしすぎることです。
中小企業では人も時間も限られています。
 
「この3年間で何をやるか」だけでなく、
「何をやらないか」
を決めることも重要です。
 
④ 数字に落としてみる
方向性が決まったら、数字にします。
 
最低限、
・売上計画
・利益計画
・人件費
・設備・IT投資
・採用計画
程度は考えてみましょう。
 
例えば、
項目         現在   1年後        2年後     3年後
売上         1億円  1.1億円      1.3億円  1.5億円
営業利益率 5%     6%            8%          10%
社員数      15人   16人          18人       20人
 
最初から完璧な数字を作る必要はありません。
重要なのは、
「なぜ、この売上になるのか」
を説明できることです。
 
「営業を頑張るから1.5億円」ではなく、
既存顧客で+2,000万円
新規顧客で+2,000万円
新サービスで+1,000万円
というように分解すると、計画が一気に現実的になります。
 
⑤ 人と組織を考える
経営計画で意外と抜けやすいのが「人」です。
 
売上1.5億円を目指すとしても、今の社員数や体制で対応できるとは限りません。
・何人必要になるのか
・誰を採用するのか
・誰を育成するのか
・管理職をどうするのか
・社長が現在担当している仕事を誰に渡すのか
まで考えておく必要があります。
 
特に中小企業では、
「3年後も社長が全部判断している会社にするのか」
という視点も重要です。
 
⑥ 最後に「今年やること」まで落とす
ここが一番重要です。
3年後の計画を作っただけでは、会社は変わりません。
 
例えば今年の重点テーマを3つに絞ります。
重点テーマ① 営業強化
・既存顧客への提案強化
・新規顧客開拓
・営業管理の仕組み化
重点テーマ② 業務効率化
・業務の棚卸し
・システム見直し
・AI・DX活用
重点テーマ③ 人材
・採用
・教育
・業務の属人化解消
 
さらに、それぞれについて、
「誰が・何を・いつまでにやるか」
まで決めます。
 
ここまで落として初めて、中期経営計画が「経営に使える計画」になります。
 
中期経営計画のシンプルなテンプレート
まずは、次の内容をA4用紙1~2枚程度に書いてみてください。
 
【現在】
売上:
利益:
社員数:
主力事業:
強み:
現在の課題:
 
【3年後】
売上:
利益:
社員数:
目指す会社の姿:
 
【3年間の重点戦略】



 
【今年やること】



 
【担当者・期限】
誰が:
何を:
いつまでに:
 
これだけでも、十分に中期経営計画のスタートになります。
 
中期経営計画でよくある3つの失敗
① 資料を作ることが目的になる
きれいなPowerPointを作ることより、経営判断に使えることの方が重要です。
 
② 数字だけを作ってしまう
「3年後売上1.5億円」と決めても、その根拠となる戦略がなければ実現しません。
 
③ 作った後、見なくなる
中期経営計画は作って終わりではありません。
 
少なくとも3か月に一度、
「計画と実績はどう違うのか」
「何がうまくいっていないのか」
「計画を修正する必要はないか」
を確認することが重要です。
 
本当に難しいのは「計画を作ること」ではありません
中期経営計画のフォーマット自体は、それほど難しいものではありません。
本当に難しいのは、
・自社の強みは何か
・3年後どこを目指すのか
・何に経営資源を集中するのか
・そのために何をやめるのか
を社長自身が決めることです。
 
そして、もう一つ難しいのが、
決めたことを実行し続けることです。
 
私はこれまで、経営、業務改善、システム導入、DXなどに携わる中で、
計画そのものよりも、
「経営課題を整理する → 優先順位を決める → 実行する → 結果を確認する → 修正する」
というサイクルを回し続けることが重要だと考えています。
中期経営計画も同じです。
 
【社長への問い】
最後に、ぜひ次の5つを考えてみてください。
 
1.3年後、どんな会社にしたいですか?
2.今のままでは、それを妨げる一番大きな問題は何ですか?
3,そのために今年、何を変えますか?
4.逆に、何をやめますか?
5.それを誰が、いつまでに実行しますか?
 
5つとも明確に答えられれば、中期経営計画はかなり具体化しています。
 
逆に、
「3年後は考えているけれど、具体策が決まらない」
「売上目標はあるけれど、実現方法が曖昧」
「計画を作っても、いつも実行段階で止まってしまう」
という場合には、計画書の作り方よりも、
経営課題そのものを一度整理した方がよいかもしれません。
 
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ここまで読んでいただきありがとうございます。
 
フェリーズ・コンサルでは、単に中期経営計画を作ることを目的にはしていません。
社長のお考えを伺いながら、
「会社を今後どうしていきたいのか」
「そのために何を変える必要があるのか」
「何から着手すれば成果につながるのか」
を一緒に整理し、必要に応じて業務改善、DX・AI活用なども含めて、
実行まで伴走します。
 
「まだ相談するほど具体的になっていない」という段階でも構いません。
 
まずは30分だけ、社長の頭の中にあることを一緒に整理してみませんか。

 
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2026年03月26日 11:18