【第16回】なぜ同じ問題が何度も起きるのか
【第16回】なぜ同じ問題が何度も起きるのか― 再発防止は“反省”ではなく「設計」
「また同じことが起きた」
「前にも注意したはずなのに」
中小企業の現場でよくある言葉です。
ミスが起きる。
改善する。
しばらくすると元に戻る。
これは偶然ではありません。
多くの場合、再発防止の設計が存在していないだけです。
なぜ改善が続かないのか
問題が起きると、
・担当者に注意する
・会議で共有する
・ルールを追加する
ここまでは多くの会社がやっています。
しかし、その後が曖昧です。
・誰が継続確認するのか
・どの数字で確認するのか
・いつ振り返るのか
これが設計されていないと、
自然に元に戻ります。
原因は「人」ではなく「構造」
同じ問題が起きると、
・担当者の能力不足
・意識が低い
・責任感が弱い
という話になりがちです。
しかし実際は、
・判断基準が曖昧
・報告設計がない
・確認プロセスがない
という構造の問題です。
人を変えても、構造が同じなら繰り返します。
再発防止設計の3ステップ
① 原因を“構造”で分解する
例:
ミスが多い →
チェックプロセスがないのか?
確認タイミングが曖昧なのか?
人ではなく、流れを見る。
② 数字で確認する
「気をつける」ではなく、
・ミス件数
・処理時間
・修正回数
など、数字で見る。
③ 定期レビューを入れる
1回改善して終わりではありません。
・月次確認
・四半期レビュー
を設計します。
これがないと、
改善はイベントで終わります。
トラブルが多い会社の共通点
トラブルが頻発する会社では、
・問題発生後に動く
・予防設計がない
・仕組み化されない
という傾向があります。
一方で、安定している会社は、
トラブルが起きた瞬間に
構造を見直します。
再発防止は未来への投資
再発防止設計は地味です。
しかし、
・社長の時間を守る
・現場の負担を減らす
・信用を積み上げる
という大きな効果があります。
精神論ではなく、設計です。
再発防止は反省会ではない
怒ることでも、注意することでもありません。
構造を整えることです。
設計があれば、
問題は繰り返さなくなります。
【まとめ】
・同じ問題が起きるのは人の問題ではない
・再発防止は構造設計
・数字とレビューが鍵
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もし今、
・同じ問題に疲れている
・改善が続かない
・構造から整えたい
のであれば、一度、再発防止の構造を整理してみませんか。
問題を責めるのではなく、
仕組みを設計するところから始めます。
【こんな方におすすめです】
☑ 同じトラブルが繰り返される
☑ 改善しても長続きしない
☑ 人を変えても問題が起きる
☑ 社長がその都度対応している
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2026年03月10日 10:08