【第4回】中小企業のためのSWOT分析のやり方
― 自社の強みと環境変化を整理するシンプルな方法「あなたの会社の強みを3つ言えますか。」
すぐに答えられる社長は意外と多くありません。
中期経営計画を作る最初のステップは、
自社の強みと環境を整理することです。
前回の記事では、
中期経営計画を作る際には
・内部環境
・外部環境
を整理することが重要であるとお話ししました。
その整理方法としてよく使われるのが
SWOT分析です。
SWOT分析という言葉は聞いたことがあっても、
「どう書けばいいのか分からない」
「強みと言われても、当たり前のことしか思いつかない」
と感じる方も多いかもしれません。
しかし本来のSWOT分析は、
会社の状況を整理するためのシンプルな方法です。
中小企業でも十分に活用できます。
SWOT分析とは何か
SWOTとは次の4つの頭文字です。
・Strength(強み)
・Weakness(弱み)
・Opportunity(機会)
・Threat(脅威)
この4つの視点から
会社の状況を整理する方法です。
整理すると次のようになります。
内部環境
・強み
・弱み
外部環境
・機会
・脅威
つまり
会社の内部と外部を同時に見る
という考え方です。
強み(Strength)とは何か:中小企業が見落としがちな“本当の強み”
強みとは
自社が他社より優れている点です。
例えば
・技術力が高い
・顧客との信頼関係が強い
・地域での認知度が高い
・対応スピードが早い
・専門性がある
などです。
中小企業の場合、
大企業と同じ強みを持つ必要はありません。
むしろ
・小回りの良さ
・顧客との距離の近さ
などが大きな強みになります。
まずは
「なぜお客様は自社を選んでくれているのか」
を考えることが重要です。
弱み(Weakness)は“改善ポイント”として捉える
弱みとは
自社の課題や不足している点です。
例えば
・人材不足
・営業力が弱い
・属人化している
・利益率が低い
・設備投資が不足している
などです。
弱みを考えるときに重要なのは、
自社を否定的に見ることではありません。
弱みを整理することで
どこを改善すれば会社が成長できるか
が把握することです。
機会(Opportunity)は外部環境の変化の中にある
機会とは
外部環境の中にある成長のチャンスです。
例えば
・市場の拡大
・新しい顧客ニーズ
・法制度の変化
・技術革新
・競合の撤退
などがあります。
近年では
・DX
・環境ビジネス
・人手不足対策
なども多くの企業にとって
新しい機会になっています。
こうした変化の中に
自社が活かせるチャンスがないかを考えます。
脅威(Threat)は会社を守るために把握する
脅威とは
会社にとって不利になる外部環境の変化です。
例えば
・市場縮小
・競争激化
・価格競争
・人口減少
・技術変化
などです。
例えば、地域密着の工務店であれば、
強み:地元顧客との信頼関係
弱み:若手職人の採用難
機会:リフォーム需要の増加
脅威:大手チェーンの参入
と整理できます。
中小企業の場合、
こうした変化を無視すると
「気がついたら環境が大きく変わっていた」
ということが起こります。
脅威を考えることは、
会社を守るためにも重要です。
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ここまで読んでいただきありがとうございます。
経営の悩みは、社長一人で考えていると整理が難しいこともあります。
もし今、
・会社の強みを整理したい
・事業環境の変化を整理したい
・今後の事業の方向性を考えたい
という場合は、社長の壁打ちの時間を持つだけでも整理が進みます。
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SWOT分析のポイント
SWOT分析は
難しく考える必要はありません。
大切なのは
社長が感じている現場感覚を整理すること
です。
例えば
・強み × 機会 → 新規事業のヒント
・弱み × 脅威 → 早急に対策すべきリスク
・強み × 脅威 → 他社が苦しむ中での差別化ポイント
・弱み × 機会 → 改善すれば大きな成長につながる領域
のような組み合わせにより
新しい事業の方向性
が見えてきます。
SWOT分析は完璧である必要はありません。
まずは社長が感じていることを言葉にするだけで十分です。
SWOT分析は
中期経営計画を作る際の
スタート地点
とも言えるものです。
【まとめ】
SWOT分析は
内部環境
・強み
・弱み
外部環境
・機会
・脅威
の4つの視点から
会社の状況を整理する方法です。
難しい分析ではなく、
社長の頭の中にある情報を整理する作業です。
中期経営計画を作る際には、
まずこの整理から始めることで
会社の方向性が見えてきます。
【社長への問い】
「あなたの会社の強みを3つ言えますか。」
もしすぐに答えられないなら、
それは会社の強みを整理するタイミングかもしれません。
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ここまで読んでいただきありがとうございます。
経営の悩みは、社長一人で考えていると整理が難しいこともあります。
もし今、
・会社の強みを整理したい
・事業環境の変化を整理したい
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という場合は、社長の壁打ちの時間を持つだけでも整理が進みます。
まずは30分だけ、頭の中を整理する時間を取りませんか。
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2026年03月26日 10:56