【第7回】プロジェクトが動き出す“最初の一歩”とは
【第7回】プロジェクトが動き出す“最初の一歩”とは― 最初に決めるべき3つのこと
「やるべきことは分かっている」
「方向性も、だいたい決まっている」
それでもプロジェクトが進まない。
ここまでの回を読んで、
そう感じている社長も多いかもしれません。
プロジェクトが動き出すかどうかは、
最初に何を決めたかで、ほぼ決まります。
【1「何をやるか」より「なぜやるか」を揃える】
プロジェクト開始時、多くの会議では
「何をやるか」から話が始まります。
・何を作るのか
・どの施策をやるのか
・いつまでにやるのか
しかし実際に重要なのは、なぜそれをやるのかです。
・何を変えたいのか
・何が課題なのか
・何ができれば成功なのか
ここが共有されていないと、
途中で判断が分かれ、迷走します。
【2「ゴール」を一言で言えるようにする】
ゴールが曖昧なプロジェクトは、
進めば進むほどズレます。
・数値なのか
・状態なのか
・判断基準なのか
完璧である必要はありません。
「一言で言えるゴール」があるだけで、
関係者の判断は揃いやすくなります。
例えば、
・売上10億円達成
・販管費10%のコスト削減
といったものです。
【3「誰が止めずに前に進めるか」を決める】
多くのプロジェクトが止まる原因は、
技術でも、計画でもありません。
止まりかけたときに、誰が動くのか
が決まっていないことです。
・誰が声をかけるのか
・誰が状況を整理するのか
・誰が社長に判断材料を出すのか
この役割が曖昧だと、自然と社長に戻ってきます。
【「最初の一歩」は大きくなくていい】
ここまで読むと、
何か大きな準備が必要に感じるかもしれません。
しかし実際には、
・方向性を言葉にする
・ゴールを一文で決める
・推進役を明確にする
この3つを最初にそろえるだけで、
プロジェクトは動き出します。
【社長が「全部やらない」構造を作る】
第6回で触れたように、社長がすべてに関与すると、
プロジェクトは社長依存になります。
最初から、
・社長が決めること
・任せること
・間に立つ役割
を分けておくことで、
途中で無理が出にくくなります。
私自身、プロジェクトを進める際に、
「なぜなぜ問答」をとても重要視していました。
問題について、
なぜ発生したのかを繰り返し考えるというものです。みんなが問題だということは、単なる結果(事象)であることが多いです。
対策を考えるには、「なぜなぜ問答」で行き着いた
本質的な課題を理解する必要があるからです。
本質的な課題に行き着いてしまえば、
その裏返しが対策になるのです。
【まとめ】
・プロジェクトは「最初」でほぼ決まる
・重要なのは、目的・ゴール・推進役
・最初の一歩は、小さくていい
次回は、
「プロジェクト支援が向いている会社、向いていない会社」
について整理します。
ここまで読んできた社長が、
「自分の会社はどうだろうか」
と自然に考えられる回です。
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もし今、
・経営のことで、誰にも相談できていない
・プロジェクトが途中で止まりがちだと感じている
・社長としての関わり方に迷いがある
そんな状態であれば、
一度、考えを整理する時間を持ってみるのも一つです。
無理に何かを決める必要はありません。
話すことで、頭の中が整理されることもあります。
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2026年02月06日 17:28