温暖化でシベリアが大変なことに
ロシア・シベリア北部の小さな町ベルホヤンスクで、6月20日(土)に気温が38℃まで上昇しました。 これまでの最低気温は氷点下67.8℃と、冬にはとてつもない寒さになる場所で、この時期の最高気温の平均を16℃も上回りました。 この記録が世界気象機関に正式に認められることになれば、シベリアの観測史上最高気温どころか、北極圏における史上最高気温となる可能性があるそうです。 この熱波の原因は、シベリア上空で偏西風が大きく北に蛇行し、南からの暖気が断続的に流れ込んでいるためです。 シベリアなどの高緯度の地域では、地球の平均気温が過去40年で華氏1.44度程度上昇したのに比べ、北極圏では3.5度以上の上昇と2倍以上のペースで気温上昇が進行しています。 北極地方における今回のほどの劇的な温暖化は、2100年まで起こらないものと考えられていましたが、温暖化の進行はこれまでの予測を超えるレベルで進んでいます。 温暖化が急激に進んでいることは残念ながら事実です。 今自分に何か温暖化抑止に貢献できることはないかを考え、実行することが重要です。
2020年06月30日 18:16