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温暖化で海の生態系が激変 — 東北沖の漁業に異変

朝日新聞の調査によると、東北沖の海域ではここ数年で海水温が4〜5 °Cも上昇し、暖水性の魚種が急増、一方でコウナゴが姿を消しつつあります。
背景には、黒潮の大きな蛇行と東北への北上があり、冷たい親潮の影響が後退していることが示されています。
この変化によって、地元漁業は未知の魚種の出現に対応を迫られ、伝統的な漁獲パターンが大きく乱れる可能性があります。

これまで安定して獲れていたコウナゴが減少する一方で、マダコや他の暖水性魚が急増しており、漁業者は新たな市場を模索せざるを得なくなっています。
その一方で、生態系全体への波及リスクも懸念されます。漁獲の減少や魚種の偏りは、地域経済や食文化にも影響を及ぼし、長期的な対策が急がれます。

地球温暖化は単に気温上昇にとどまらず、漁業や地域経済へも複雑な影響を及ぼしています。
これを受け、自治体や漁業団体は温暖化への緩和策だけでなく、漁獲調整・新魚種への対応・生態系モニタリングなどを組み合わせた適応策を講じていくことが必須です。
私たち一人ひとりも、地元の水産物を選ぶ際に変化に敏感になり、持続可能な消費の視点を持って行動することが求められます。


温暖化の“遠い影響”は、すでに海と食卓を通じて私たちの身近な生活に迫っています。今後の動向から目が離せません。


(朝日新聞:2025年7月18日)

2025年07月17日 08:55

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