ヨーロッパ12都市で発生した異常な熱波
2025年6月23日~7月2日、ヨーロッパ12都市で発生した異常な熱波による熱中症死は約2,300人にのぼりました。そのうち約1,500人(約65%)に死因として気候変動が直接関与したと、World Weather Attributionなどの研究が結論付けました 。
気候変動によって気温が2~4°C上昇し、特にミラノ、パリ、バルセロナで高齢者の死亡が顕著に増加。研究チームは、「こうした極端な熱波は、今後ますます頻繁で強烈に、そして人々の命を奪うものになる」と警鐘を鳴らします 。
この“見えない災害”に対抗するには、脱炭素とともに、都市の熱対策、早期警報、高齢者ら脆弱層への配慮など、即効性ある適応策が急務です。私たち一人ひとりができる行動、そして政府や自治体の本気の政策転換が、今こそ問われています。
2025年07月14日 08:00