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止まらぬ地球温暖化、2030年までに最高気温更新へ-WMO報告書

世界気象機関(WMO)は28日に発表した報告書で、人為的な気候変動により地球の温暖化が進み、今後5年間で新たな最高気温が記録される可能性が高いとの見通しを示した。

報告書によると、世界の平均気温は、産業革命以前の平均気温より1.2-1.9度高くなるとみられる。温暖化により、社会や経済に影響を与える異常気象も増加する見通しだ。

WMOのコ・バレット副事務局長は、「経済や日常生活、生態系、地球全体への悪影響がますます拡大するだろう。残念ながらこの報告書には、今後数年間で状況が改善する見通しはまったく示されていない」とコメントした。
2015年の国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)で採択されたパリ協定で、各国は長期的に地球の気温上昇を産業革命前比で1.5度以内に抑えるため、温室効果ガス排出量の削減を約束した。世界の平均気温は昨年、年間ベースで1.5度の範囲を初めて超えて上昇し、各国が温暖化を抑制できていないことが明らかになった。
今後5年間の平均気温の上昇幅が1.5度を超える可能性は、2023年の報告書では32%だったが、今年の報告書では70%に急上昇した。WMOは、今後5年間のうち少なくとも一度は、観測史上最も暑い年となった2024年より気温が高くなる可能性が80%あると指摘している。
気温がわずかに上昇するたびに、より激しく、高い頻度で、有害な熱波や極端な降雨、干ばつが発生する。氷床の融解が加速し、海氷や氷河も融解する。海洋の温暖化が続き、海面上昇も進む。
WMOによると、北極圏は今後5回の冬の期間(11-3月)に、1991年から2020年の平均気温比から2.4度上昇し、地球全体の3.5倍以上の温暖化が予測されている。
降水パターンは地域によって大きく異なり、サハラ砂漠南縁部、北欧、アラスカ、北シベリアは今より湿潤になり、アマゾン地域は乾燥する見込みだ。
 

(ブルームバーグ :2025年5月29日)

2025年05月30日 11:00

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