2024年の世界平均気温が過去最高、温暖化ガスレベルが記録的水準
世界気象機関(WMO)が19日公表した年次報告書によると、2024年の世界平均気温は過去最高となった。産業革命前と比べた上昇幅は1.55度でこれまでの最高だった23年を0.1度上回り、過去最高を更新した。
地球温暖化ガスのレベルが記録的な水準となったことで気温が上昇。氷河や海氷の融解が加速して海面が上がり、世界の温暖化は臨界値に接近していると危機感を示した。
地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」は1850―1900年平均からの上昇幅を1.5度に収めることを目標にしている。
WMOによると、現在の長期的な平均上昇幅は推定1.34─1.41度で、パリ協定の目標に近づいているものの、まだ超えてはいない。
報告の執筆陣を率いたジョン・ケネディー氏は「単年で1.5度を上回っても、パリ協定の目標を正式に超えたことにはならない」と説明しつつ、データに不確実な部分がある点を考慮すると、目標を超えていないと断言できないと付け加えた。
報告によると、24年は太陽活動周期の変化、大規模な火山噴火、冷却効果を持つエアロゾル(大気中に浮かぶ微粒子)の減少など他の要因も気温上昇に関与した可能性がある。
海洋の温度と海水面も24年は過去最高を記録した。
(ロイター:2025年3月19日)
2025年03月20日 08:00