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南極のオゾンホールが縮小したのは「人間によるフロン排出削減の努力が功を奏したから」だという研究結果

地球の大気中で特にオゾン濃度が高い層のことはオゾン層と呼ばれ、地球に降り注ぐ紫外線を吸収して生態系を保護する役割を果たしています。20世紀にはオゾン層に空いた穴である「オゾンホール」が南極上空に確認されて大きな社会問題となりましたが、新たな研究ではオゾンホールが世界各国の努力によって縮小したことが確認されました。

Fingerprinting the recovery of Antarctic ozone | Nature

 

https://www.nature.com/articles/s41586-025-08640-9

 


南極のオゾンホールが縮小したのは「人間によるフロン排出削減の努力が功を奏したから」だという研究結果

Study: The ozone hole is healing, thanks to global reduction of CFCs | MIT News | Massachusetts Institute of Technology

https://news.mit.edu/2025/study-healing-ozone-hole-global-reduction-cfcs-0305

南極上空のオゾンが南半球の春にあたる9~12月に減少し、まるで穴が空いたように見える「オゾンホール」は1985年の論文で報告されました。その主要な原因と考えられたのが、かつて広くエアコンや冷蔵庫の冷媒などに使用されていたフロン(クロロフルオロカーボン:CFC)です。

CFCは化学的に安定であり、大気中に放出されるとほとんど分解されないまま成層圏に到達し、紫外線で分解されると塩素原子を放出ます。この塩素原子が触媒となって、オゾンを分解する反応が連鎖的に起きることがわかっています。

そこで1987年に採択されたモントリオール議定書では、オゾン層を破壊するおそれがあるCFCなどの製造や消費、および貿易を規制することが定められました。その結果、オゾンホールは年々縮小していることがわかっており、2018年には南極のオゾンホールが1988年以降で最小になったことが報告されています。しかし、このオゾン層回復がCFCなどの排出量を削減する国際的な努力によるものなのか、それとも地球温暖化などの気候変動によるものなのかはよくわかっていませんでした。

 

南極にあるオゾンホールが1988年以降で最小になったとNASAが発表、その背景には「地球温暖化」も - GIGAZINE

 


南極のオゾンホールが縮小したのは「人間によるフロン排出削減の努力が功を奏したから」だという研究結果

そこでマサチューセッツ工科大学の研究チームは、南極のオゾン層が回復した原因を特定するための定量的な研究を行いました。研究では、2021年にノーベル物理学賞を受賞したクラウス・ハッセルマン氏が提唱した「fingerprinting(フィンガープリント法)」と呼ばれる手法で、自然の気象ノイズとその他の要因を分離した分析が行われました。

研究チームはまず、同じ地球大気のシミュレーションを、異なる「パラレルワールド」な開始条件で複数生成しました。そして、温室効果ガスやCFCなどのオゾン層破壊物質の排出量が変動せず気候変動のみが発生するパターンや、温室効果ガス排出量の増加のみが起きるパターン、さらにオゾン層破壊物質の減少のみが起きるパターンでのシミュレーションを実行したとのこと。

その後さまざまなシミュレーション結果を比較し、南極のオゾン層が季節や高度によってどのように変化するのかを観察しました。また、2005年以降に人工衛星で観測された実際の南極のオゾンホールの変動も組み合わせ、人間の行為がオゾン層の変化に及ぼした「フィンガープリント(指紋)」を探しました。

分析の結果、人為的なオゾン層破壊物質の排出量削減が、南極のオゾン層回復を引き起こした可能性が非常に高いと確認されました。2018年には特にフィンガープリントが強く、95%の信頼度で「オゾン層の回復はオゾン層破壊物質の排出量削減によるものである」と言うことができたそうです。

論文の筆頭著者であり、マサチューセッツ工科大学地球大気惑星科学部の大学院生であるペイドン・ワン氏は、「オゾンの研究から学べることは、さまざまな国がこれらの条約に素早く従い、排出量を削減できるということです」と述べ、今回の研究結果は人々が協力して環境問題を解決可能だと示唆していると主張しました。

 


南極のオゾンホールが縮小したのは「人間によるフロン排出削減の努力が功を奏したから」だという研究結果


(msnニュース:2025年3月10日)

2025年03月13日 14:35

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